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カスタマージャーニーの仕組み

Draft・Active・Pausedの遷移を示すカスタマージャーニーの状態図

新しく作成したカスタマージャーニーは、まず**「下書き(Draft)」状態になります。実行するには、「有効(Active)」状態に切り替える必要があります。「有効」になると、実行できる操作は「一時停止(Pause)」**のみです。

編集できるのは「下書き」状態のときだけです。統計の正確性を保つため、初回の有効化以降は編集できません。有効化後にキャンペーンを修正する必要がある場合は、既存のキャンペーンを複製し、新しい方を有効化したうえで、元のキャンペーンを一時停止してください。

作成したカスタマージャーニー自動化は削除できます。削除できるのは「下書き」または「一時停止」状態のときだけです。

自動化は、開始条件を満たしたユーザーに対して開始されます。開始条件にはイベントベースセグメントベースの2種類があります。ジャーニーに進入したユーザーが終了条件を満たすと、それ以降のメッセージは配信されず、そのユーザーにとってのジャーニーは終了します。

イベント選択とサブデータフィルターによるイベントベースの開始条件設定

カートへの追加や購入といったアクションをユーザーが実行し、イベントが発生したときにジャーニーが開始されます。開始条件はさらに細かく絞り込むこともできます。

イベントを発生させたすべてのユーザーを対象にするのではなく、特定の条件を設定してジャーニーに進入する対象を定義できます。開始イベントに詳細なデータフィルターを設定することで、さらにきめ細かい条件を作成できます。

利用できるイベントデータフィルターの演算子:

演算子説明
=タグが入力した値と等しい (配列の場合は、いずれかの要素に一致する**含む(includes)**検索)
タグが入力した値と等しくない (配列の場合は、いずれかの要素に一致する**含まない(excludes)**検索)
数値タグが入力した値以上である
数値タグが入力した値以下である
>数値タグが入力した値より大きい
<数値タグが入力した値より小さい
いずれかに一致カンマ区切りで指定した複数の値とのOR一致 (1,2,3と入力した場合、値が3つのいずれかと等しければ一致)
含む入力した文字列が部分的に含まれている
含まない入力した文字列が部分的に含まれていない

データを活用したパーソナライズメッセージ

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開始イベントに含まれるデータは、ジャーニー内でパーソナライズメッセージ(Liquid)の変数としてあとから利用できます。たとえば、購入完了(purchase)イベントに商品名(product_name)が含まれている場合、entry_event.data内のサブ変数を使って次のような記述ができます。

メッセージ例:「こんにちは! ご注文いただいた {{ entry_event.data.product_name }} はいかがでしたか?」

指定したイベントが発生したときにジャーニーを終了させる終了イベント設定パネル

終了イベントを設定しない場合、進入したユーザーはデフォルトでジャーニーを最後まで進みます。一方、終了イベントを設定すると、進入後に終了イベントが発生した時点でジャーニーを途中で終了させることができます。

終了条件には複数のイベントを設定でき、終了条件のデータフィルターには**「開始条件のイベントのデータと比較する」**オプションも用意されています。これにより、「ユーザーが検索したものとまったく同じ商品を購入したらジャーニーを終了する」といった動的な終了条件を設定できます。

セグメントフィルタービルダーによるセグメントベースの開始条件設定

最終訪問から7日が経過した、レベル10に到達したなど、ユーザーが特定の特性を満たしたときにジャーニーが開始されます。既存のセグメントフィルター機能と同じ要領で、さまざまなフィルターを設定して条件を構築できます。

別途、終了条件を設定する必要はありません。 ジャーニーを開始したユーザーが開始条件を満たさなくなった場合、それ以降のメッセージは自動的にキャンセルされ、ジャーニーは終了します。

再進入ポリシーとサイレント時間の設定を含む配信設定パネル

配信対象(ターゲット)がジャーニーに進入できる最大回数と、その進入方法に関するポリシーを設定します。

再進入ポリシー説明
再進入しない初回の進入以降、再進入を防ぎます。
ジャーニー終了後に再進入を許可するジャーニーが終了したあとにのみ再進入を許可します。
開始条件を満たすたびに再進入を許可する開始条件と終了条件がイベントベースの場合のみ利用できます。開始イベントの条件を満たすたびに再進入を許可します。

プロジェクトに配信頻度制限が設定されている場合、それを無視できます。チェックを入れると、この自動キャンペーンのメッセージは常に配信されます。

ユーザーが就寝中や多忙な時間帯に通知が配信されないようにできます。時間帯は、ユーザーのデバイスが属する世界のタイムゾーンを基準に自動的に計算されます。配信タイミングがサイレント時間に該当する場合は、2つのオプションから選択できます。

  • 次に配信可能な時間に再スケジュールする:今は配信せず、サイレント時間が終了したタイミングで再度配信します。
  • 配信をキャンセルし、現在のジャーニーを終了する:配信タイミングがサイレント時間に該当し、かつ必ずしも配信する必要がない場合は、配信をキャンセルしてそのユーザーの現在のジャーニーを終了します。

ジャーニーへの進入テストに関して、よくある質問への回答をまとめました。

  • イベントベースの開始条件で、イベントを発生させたのにジャーニーに進入しませんでした。
    • ジャーニー設定の「再進入条件」が**「再進入しない」になっていないか確認してください。テスト中は「開始条件を満たすたびに再進入を許可する」ポリシーを設定しておくと、進入テストが行いやすくなります。通常、進入はイベント発生から約30秒以内**に行われます。
  • セグメントベースの開始条件で、イベントを発生させたのにジャーニーに進入しませんでした。
    • セグメントベースの自動化では、条件を満たすユーザー全員を一度に登録することはありません。代わりに、「ジャーニーの有効化以降」に条件を満たしたユーザーが進入します。およそ30分ごとに、システムが条件を満たすユーザーを確認し、まとめて登録・除外します。セグメント自動化を繰り返しテストするには、タグを変更して、ユーザーが**条件を満たさない状態(ジャーニーから退出)→ 数十分後 → 再び条件を満たす状態(ジャーニーに進入)**へと行き来するようにしてみてください。